2011-02-02

* 2011年2月時点でのRubyKaigi2011の見通し

日本Ruby会議2011副実行委員長のかくたにです。

実行委員長の高橋さんから「そろそろ動き出したようです」とアナウンスされたRubyKaigi2011というカンファレンスの枠組みについて、現在決まっていることや見通しなどをお伝えします。具体的には次の7つです。

  • 前口上: RubyKaigi Is The New RubyKaigi
  • CFP(Call For Presentations:発表公募)の見通し
  • 企業スポンサーを募集しています!企業スポンサーの応募フォームを2月中には設置します!
  • チケット販売の見通し
  • 当日スタッフ募集の見通し
  • 会期中に無料で参加できる時間帯を用意したいなあ
  • RubyKaigi Advent Calendarをやりたい!

では、順番に。

前向上: RubyKaigi Is The New RubyKaigi

昨年のRubyKaigi2010は、つくば国際会議場の2F丸ごと貸し切るという広い(広すぎる)場所を自由かつ贅沢に使っていたのですが、東京で開催するRubyKaigi2011の会場である練馬文化センターはつくばほど自由な場所ではありません(このあたりの会場確保の問題も今回がThe Final RubyKaigiになってしまった一因ですが、それについてはまた今度)。 今年はRubyKaigi 2010で実施した、中規模のカンファレンス内イベントのような催しは開催できないと思ってください。

「『最後のRubyKaigi』であると同時に『最高のRubyKaigi』」の会期中の出し物は、大きなホールと相対的に小さなホールの2つでの講演が中心になります。会期中の講演の質は、発表公募への皆さんからの応募内容にかかっています。最後にして最高のRubyKaigiとするために、皆さんの力を貸してください。

CFP(Call For Presentations:発表公募)の見通し

というわけで、今年も発表は公募します。RubyKaigi界隈では発表公募のことをCFP(Call For Presentations)と呼びならわしています。2月中には募集を開始する予定です

応募いただく内容は、前口上でも述べたとおり、ホールでの講演が中心です。RubyKaigi2010で実施したような「企画」はそのままのかたちでは実施できなさそうです。

プログラムは2トラックにすることを想定していますが、押さえている部屋はもう少しあります。具体的に会期中のプログラムをどう組むかの作戦は皆さんからの応募内容次第です。最後にして最高のRubyKaigiを構成するコンテンツが続々と応募されてくることを心から楽しみにしています。

企業スポンサーを募集しています!企業スポンサーの応募フォームを2月中には設置します!

日本Ruby会議2011では今年も企業スポンサーを募集します。「日本Ruby会議2011スポンサーシップのご案内(PDF)」はすでに公開しています。興味をもたれた担当者さまは2011 at rubykaigi dot org までメールでお気軽にお問い合わせください。現時点では国内から1社、海外から1社、スポンサーシップの問い合わせや申し込みをいただいております。

23:05 追記: 今年の企業スポンサー応募については、応募フォームを近日中に設定予定です。予定は未定なところもあるので、設置が遅れてしまうこともありうると思います。「フォームが設置されるまで待てないよ」という場合は、お手数ですが2011 at rubykaigi dot orgまでメールにてお問い合わせください。よろしくお願いします。

昨年の日本Ruby会議2010でのスポンサーシップ特典からの変更点は、スポンサー特典に懇親会チケットを含めないようにしました。これは、懇親会に一般販売枠がすぐに完売してしまい、参加したくても参加できない状況が続いている状況を改善するのが目的です。少しでも一般参加枠を増やすためにこうした対応を取らせていただきました(スポンサー企業の皆さまも懇親会に参加される場合は、一般販売のチケットをお買い求めください)。その代わり、本編チケットをスポンサーグレードごとにそれぞれ2倍の枚数、提供することにいたしました。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

また、今年もスポンサーブースの予定はありません。スポンサーセッション枠も用意する予定はありません。発表を希望される場合は、昨年同様、CFPに応募をお願いします。

また、今年も個人スポンサーを募集します。募集開始時期は4月頃を予定しています。

チケット販売の見通し

チケットの料金は、昨年と同程度の金額を予定しています(RubyKaigi 2010は3日間通し券で6,000JPY)。

今年も販売はrubykaigi.org上からPayPalを利用して決済していただきます。一般販売時期は5月頃を予定しています。また、今年も学割を予定しています。具体的な日程な販売内容については、決定次第、別途お知らせします。

当日スタッフの募集の見通し

今年も当日スタッフを募集します。募集開始時期は、例年どおり、チケット販売前の時期です。つまり、4月頃に募集と当落通知をおこなう予定です。

会期中に無料で参加できる時間帯を用意したいなあ

例年、RubyKaigiに参加するには事前のチケット購入が必要なのですが、最後なので、チケットを購入していなくても無料で参加できる時間帯を用意したいと思っています。

具体的に会期中のどの時間帯にするか、どういったコンテンツを用意するかといったことについては煮詰めていないのですが、どうにかして実現したいなあと思っています。CFPへの発表応募が集まれば、実現のさせかたのヒントをつかめるのではないかと思っています。なので、CFPに奮って応募いただけると大変たすかります。

こちらについては、何か進展があり次第、別途お知らせしようと思います。

RubyKaigi Advent Calendarをやりたい!

今年は会場の制約もあって、昨年の「企画」のような中規模の催しを会期中に会場で実施することにはあまり期待できません。具体的には「Head First ふつうのシステム開発」や「JRuby会議2010」、「Ruby powering 9 million dining tables」ぐらいの規模のイベントのための適切な場所を確保できません。

これに対応するために、RubyKaigi 2011の会期の前にRuby関連イベントを独自に開催してもらって、連続協賛イベントみたいな試みをやれないかなあと思っています。例えるなら、12月にクリスマスを楽しみに待つためにプログラミングTipsを連ねるAdvent Calendarがあるように、7月に「最後のRubyKaigi」を楽しみに待つための「RubyKaigi Advent Calender」を用意できるといいなと考えています。 ……といっても現時点では「考えています」というレベルでしかありません。こういう取り組みに興味のあるRubyコミュニティや企業さま、有志がいらっしゃいましたら、お気軽に 2011 at rubykaigi dot org までメールでお問い合わせください。

時期が時期なので、日本Ruby会議2011実行委員会が具体的なイベントの準備や運営に人的リソースを割くのは難しいと思います(Ustream.tvで中継したいからKaigiFreaks来てくれ、と言われても困りそう)が、rubykaigi.orgでの告知や、コンテンツをどうするかといった準備段階での相談や連携には可能な限り協力していきたいと思っています。たとえば、JRubyKaigi2011を7月のどこかで開催するとか、ジュンク堂書店池袋本店でRuby関連書籍のトークセッションがあるとか、7/12(火)のAsakusa.rbの定例meetupをRubyKaigi直前特集拡大版みたいなのにするとか、そういうのが実現したらいいなあ、ということを漠然と考えています。

繰り返しになりますが、RubyKaigi Advent Calendarの実現に興味のある方がいらっしゃいましたら、是非ぜひお気軽に 2011 at rubykaigi dot org までメールにてご連絡いただけると助かります。協賛開催してくれるイベントが無ければ実現できない企画なので、こちらも皆さんのお力を借りたいと思っています。

以上、長くなりましたが、2011年2月時点でのRubyKaigi2011の見通しをお伝えしました。長くなりましたので、最後に簡単にまとめておきます。

まとめ

  • スポンサーシップを今年も募集します!! 2月中には応募フォームを設置します
  • 今年のRubyKaigiはCFP中心です。発表応募に全力投球してください!!
  • CFPは2月中には募集開始予定です
  • 4月に個人スポンサーや当日スタッフの募集、5月にチケット販売の予定です
  • 無料で参加できる時間帯を用意したいなあと思ってます
  • 会期中に去年みたいな企画をやれなさそうなので、RubyKaigi Advent Caldendarをやりたい!
  • お問い合わせはお気軽に、2011 at rubykaigi dot org まで

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